以前使っていたhihooで始まるメールアドレスが、一昨年の8月からアクセスできなくなっていることに気がつきました。
もし、以前のメールアドレスで連絡をとろうとしていた方がおられましたら、こちらの CONTACT から再度の連絡をいただけたら幸いです。
現在、仕事などほとんどの連絡はgmailのアドレスを使っているので支障はないと思いますが、念のために告知しておきます。
8月21日に光文社から発売の「鉄のほころび 刑事花房京子/香納諒一」の装画を描きました。
風変わりな女性刑事の倒叙ミステリーのシリーズ四作目、装画を担当して三作目。
装丁は泉沢光雄さんです。
7月25日に双葉社から発売の「修羅の国の子供たち/田村和大」の装画を描きました。 ヤクザの親を持った子供たちの復讐の物語。
昭和の終わり頃の子供たちのノスタルジックな風景を、不穏にカッコよく仕上げてくれた装丁は國枝達也さんです。
5月29日に小学館より発売されました、河崎秋子さんの直木賞受賞後第一作「愚か者の石」の装画を描きました。
明治の北海道、樺戸集治監の物語。 装幀は岡本歌織さん。 いただいた見本を見て、私こんなカッコいい絵描いたっけ?と思ってしまいました。カバーの囚人から化粧扉までつながる「赤」が鮮やかです。
4月17日、幻冬舎より発売の「ゆうびんの父/門井慶喜」の装画を描きました。一円切手でお馴染みの郵便の父、前島密の若い頃の切手風肖像です。
まだ身分制度の色濃く残る時代に、農家の生まれで父を亡くした子供が、見聞を広め、道を切り開き、郵便の仕組みを作るまでの物語です。
今年も「MJイラストレーションズブック2024」に、昨年の自薦作品を掲載していただきました。
よろしくお願いします。
MJイラストレーションズ出身のイラストレーター195人の作品が見開きで掲載されて見応えあります。 内容、販売書店、オンラインショップなどの詳細はこちらをご覧ください。 http://minegishijuku.com/?p=33923
玄光社『イラストレーションファイル2024』 3/29発売 上巻(173P)に、昨年の仕事から5点、掲載していただいています。
お仕事お待ちしております。 よろしくおねがいいたします。
7月20日に光文社から発売予定の新刊「絶対聖域 刑事花房京子/香納諒一」の装画を描きました。
デザインは泉沢光雄さん。
昨年のシリーズ前作に引き続き装画を担当できてうれしいです。 今回彼女が対峙するのは刑務官。
4月19日発売の双葉社の新刊「敵前の森で/古処誠二」の装画を描きました。
クールなデザインは高柳雅人さん。
インパール作戦の戦場の、そのぎりぎりの状況下での各々の思惑や駆け引きが戦争犯罪の尋問から浮かび上がってくるような物語です。
玄光社から発売中の「イラストレーションファイル2023」上巻に昨年の仕事の作品が掲載されています。
よろしくお願いします。
パイ インターナショナルから発売中の
「MJイラストレーションズブック2022」
今年も作品掲載されています。
イラストレーター峰岸達先生主宰のイラストレーション私塾、略してMJで学んだイラストレーター188人の作品集です。
詳細とオンラインショップ(送料無料!)のご案内はこちら
昨年描いた作品はこんな感じでした。
よろしくお願いします。
4月20日発売の光文社新刊「逆転のアリバイ 刑事花房京子/香納諒一」の装画を描きました。
地味で風変わりな女性刑事、花房京子の倒叙ミステリーシリーズ2作目です。
色抑え気味に描いた花房京子を彩る赤い文字がかっこいいデザインは泉沢光雄さん。
小説推理2022年3月号から隔月連載の小説「敵前の森で/古処誠二」の挿絵を描いています。
第二次世界大戦のインパール作戦下での物語です。
敗戦色の濃い戦争末期の森の中、交渉や伝令の駆け引きが興味深いです。
週刊ポスト11月19、26日合併号より3回連載の「トヨトミの暗雲』の挿絵を描きました。
巨大自動車企業「トヨトミ」シリーズの最新作冒頭の部分です。
中公新書ラクレ11月の新刊、「楽しい孤独 小林一茶はなぜ辞世の句を詠まなかったのか/大谷弘至」の表紙の小林一茶を描きました。
帯の「貧しさ、もめごと、病気、そして老い……そのすべてを俳句にして楽しんだ。一茶は人生100年時代を生きる私たちの同時代人なのだ」という帯の長谷川櫂氏の言葉のとおりに、一茶の人生や俳句が、今の時代を生きるヒントとして捉えられるのではないか、というような内容です。
ポジティブで柔らかい表情の一茶像を心がけました。
2020年10月5日から日刊ゲンダイで連載中のミステリー小説
「ドクター・デスの再臨/中山七里」
の挿絵を担当しています。
11月公開の映画「ドクター・デスの遺産」の2年後が舞台の続編小説です。
安楽死を請け負う連続殺人犯という社会的な重いテーマに向き合いながら、ぐいぐい読めて最後はあっと驚く、とても面白いエンタテイメントでもあった前作の続編ということで、挿絵を描いていても続きが楽しみです。
よろしくお願いします。
加藤健一事務所設立40周年 加藤健一役者人生50周年
記念公演第2弾「プレッシャー/デイヴィッド・ヘイグ」
のチラシ、ポスター用背景イラストを描きました。
ノルマンディー上陸作戦3日前からの、気象予報をめぐる「史実に基づくもう一つの隠れた戦い」のお話です。
2020年11月11日(水)〜23日(月・祝)
下北沢・本多劇場
くわしくは こちら
見える場所で戦場を表現するのに悩みました。
物語の背景が見えたら幸いです。
実業之日本社文庫2月の新刊「ぼくとおれ/朝倉かすみ」のカバーイラストを描きました。
1972年の同じ日に同じ病院で生まれた二人の男性がそれぞれに辿った40年の人生の物語です。
トレンディドラマ青春世代のお洒落で優しい男の子たちがおじさんになっていく話で、時々その年の主な出来事年表が挟まれていたりして、その時代を知っている人は懐かしく、知らない人も楽しめるかと。
二人のその後はどうなったのかなと想像したくなります。
週刊大衆、2020年1月からの新連載小説「小春/伊集院静」の挿絵を担当します。
昭和の初めから始まる、一人の天涯孤独の俠客の物語です。
週刊誌の連載挿絵は初めてですが、毎週続きが読める週刊のペースは続き物のドラマのようで、楽しんでいます。
よろしくお願いいたします。
「二県にまたがる川のほとりで起きた連続殺人事件。それは、過去の未解決殺人事件と手口が酷似していた……。同一犯か、それとも模倣犯か? 真相にたどり着くのは誰か? 社会派長編ミステリー『リバー』」
6月17日発売、小説すばる7月号から新連載の奥田英朗「リバー」の挿絵を担当します。
奥田英朗さんの社会派長編ミステリー、読者としてもとても楽しみです。
あと私、舞台となる桐生市の渡良瀬川の近くで育ったもので、その風景が描けるのも嬉しいです。
文芸カドカワ2019年6月号から新連載の「眠るソヴィエト/増田俊也」扉絵を担当します。
タイトルの意味、UMAを探すアルバイトで鬱蒼とした深い森林へ足を踏み入れた主人公が出会うものは?…謎だらけの物語の始まりです。
どこへ連れて行かれるのかわくわくしています。
こちらから冒頭試し読みもできます。
双葉文庫9月の新刊「行方」のカバーイラストレーションを描きました。
突然、近くの公園から3歳の娘が消えてしまった事件から始まる長編ミステリー小説です。
日常的な郊外の公園風景だけれど、どこか不穏な雰囲気を出せたらと考えながら描きました。
序盤で娘が消えてしまって一番ショックな母親に向けられた、近所やマスコミによる責任の押し付けや勝手な憶測などの悪意の描き方が読んでいておそろしくて、現代的な描写だなと思いました。
後半はそういった描写はないのですが、事件の解決までの長い時間ずっと、家族はそんな視線にさらされていたのかと思わされました。
ミステリー小説なのでストーリーには触れませんが、長い小説だけど面白く一気に読めました。
書店でご覧いただけたら幸いです。
結婚式のドリンクメニュー用に、長野県のワイナリーの地図と、ワインを始め長野県産にこだわった酒類のボトルのイラストレーションを描きました。久しぶりにカラーインクとボールペンで軽いタッチで描いてみました。
12月25日発売、新潮文庫の1月の新刊「愛に乱暴」の上下巻の装画を描きました。
上下巻をつなぐ描き文字は著者吉田修一氏のものです。
いったい彼女に何が起こったの?
と思っていただけたらいいなと思いながら上下巻を描きました。
恵まれた主婦に起こる不倫騒動と姑問題、という一見ドロドロのメロドラマみたいな話かと思うと、ミステリーでもあり、風変わりな冒険譚にもなって行くような、一筋縄ではいかない不思議に面白い小説です。
ぜひ書店で手にとって見てください。
5月18日発売、宮内勝典「永遠の道は曲りくねる」の装画を描きました。デザインは鈴木成一デザイン室。
肌の色も世代もいろいろな登場人物たちがぐるりと本のカバー全体に並んでいます。(カバー全体の写真はこちらにあります。)
「世界は残酷で、生は美しい」と帯にあるように、争いの連鎖に抗い傷ついた人たちの話でありながら、重く悲しいだけではなく、歴史を人々の営みとして、未来までを俯瞰的に見つめるようなスケールの小説でした。
重量感のある大作です。
こんな作品に関わることができて光栄です。
3月14日発売、蛭田亜紗子「凜」の装画を描きました。
デザインは鈴木成一デザイン室。
「静かで強い凜とした眼差しを」と言われて試行錯誤した表情です。
現代の就活生の女の子が、大正時代のタコ部屋労働と遊郭の過酷な環境を生き抜いた人の記録を知って自分自身の人生を捉え直す話。
過酷で残酷な時代の話が強烈で、びっくりしながら、それでもそこを生きる人の姿にぐいぐい引き込まれて一気に読みました。
魅力のある作品だと思います。
私の絵が、少しでも作品の魅力を伝えるお役にたてたらうれしいです。
野生時代4月号から新連載の、笹本稜平「指揮権発動」の扉絵を描きました。
「社会派ミステリの旗手が国際社会の光と闇を圧倒的スケールで描き出す!」
とあるように、スケールの大きな作品になっていきそうで、これからも楽しみです。