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写真は特別に許可をいただいて撮影しています
三菱一号館美術館で開催中の「画鬼 暁斎展」の後半が始まって、ブロガー内覧会に参加してきたのでご報告を。
じつは前半は先月見ていたのですが、人気の展覧会でしかも休日の午後だったせいか混んでいてうまく全体を見られず(人の間をぬって隙間から見る感じで)最初の方は左の写真のように、弟子のジョサイア・コンドル氏との交流に焦点を当てた展示だったので、画鬼と銘打っているわりに、意外と地味だなという印象でした。
が、今回、もう一度見て、前半よりじっくりと細かい作品を見る事ができたのもあり、暁斎作品の膨大な幅広さ(肉筆の写実も仏画も山水画も春画も戯画も絵日記も浮世絵も)、そしてコンドル氏との師弟関係と、いろいろ取り揃えてぎゅっとコンパクトにまとめた、見応えのある展示だったのに気がつきました。
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大きな展示室は暁斎とコンドルの交流がテーマで、絵日記や一緒に行った日光のスケッチを囲んで展示してある掛け軸は全て旧コンドルコレクション(今は別の方が所有)だそうです。
三菱一号館美術館がジョサイア・コンドル設計の建物を改装した美術館だということもあり、ぜひここでコンドル氏の師匠である河鍋暁斎展を、ということで企画されたそうです。
絵日記なんか見てるとほんとに親しく親密に交流していた様子がうかがえて微笑ましいです。コンテールさん(という表記)あんまりちょくちょく登場するのでハンコにされて、コンドルさんの来た日はハンコが押してあるし。
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それから初公開のメトロポリタン美術館所蔵の動物作品の生き生きした可愛さと超絶な上手さも見所。見られて良かった。
その先は、小さな部屋が連なる洋館の作りを生かして、一室ごとにテーマを変えて、画鬼暁斎作品のバラエティの凄さを見せてくれます。
暁斎を見るのは初めてって人は、一度に多面性が見られて面白いかも。
こんな、記念撮影用の部屋まで用意されてます。
化け猫にビックリする人と並んで記念撮影できる(笑)。
でも、見終わると、もっともっと見たい!と思ってしまうのは前半を見た時と一緒で。
少しずつ出て来る懐石料理食べて満足したんだけど、やっぱりお腹が空く、みたいな感じ。
家に帰ってから、美術手帖と芸術新潮の河鍋暁斎特集号なんか見ながら、もっともっと、もう食べられないよーってくらいに暁斎見たいなあと贅沢な事を思ってしまうのでした。
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